2018年2月8日木曜日

米国の女性アクティビスト向けサマースクール(SIUW)参加報告会 in 大阪

[主催] 科研プロジェクト「precariousな就労の質の改善に向けた米国連携組織の構築に関する実証的研究」

日時:2018年3月4日(日)13:30~16:30
場所:大阪市淀川区民センター 第5会議室(阪急線十三駅徒歩7分)
   http://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000016625.html
主催:文部科学省科学研究費プロジェクト「precariousな就労の質の改善に向けた連携組織の構築に関する実証的研究」
協賛:社会運動ユニオニズム研究会(一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター、明治大学労働教育メディア研究センター、Labor Now)

申込み・問合せ先:資料準備の都合上、2月28日(水)までに下記アドレスまでご一報下さい。  
   kotani.sachi(a)nihon-u.ac.jp (a)を半角の@に置き換えて送信下さい。

※場所およびワークショップの適正人数の範囲でお申込みを受け付けます。
※性別を問わず、関心のある方のご参加・お申込みをお待ちしています。

SIUW(Summer Institute on Union Women)は、労働教育協会(UALE)の支援により全米を4地域に分け毎年夏に開催されている、5日間の参加型教育ワークショップです。カナダ・中南米からも参加しています。その目的は、労働組合やコミュニティ組織、大学で社会正義の実現に向けて活動する女性たちが、自分たちの組織でリーダーシップを果たすための知識やスキルを学ぶこと、そしてお互いを知り、経験を分かち合い、関係性を築くことです。

2016年、カリフォルニア州とニューヨーク州の最低賃金を15ドルに引き上げる条例が可決されました。この社会正義の実現はなぜ可能となったのでしょうか? その大きな理由は、各都市において、労働組合やコミュニティ組織、大学が連携し、効果的・戦略的な活動を行ったからです。しかし、そもそもなぜこのような連携が可能となったのでしょうか? その最大の理由は、SIUWのような参加型教育ワークショップにより、参加者が学び合い、経験を分かち合い、繋がり合ってきたからです。

2016年に本ワークショップに参加した私たち5名は、その経験を日本のアクティビストの皆さんとシェアしたいと考え、2016年9月に東京でワークショップを実施しました。さらに今後もこうしたワークショップを積み重ね、アクティビスト同士が癒しあい、経験を分かち合い、繋がる場を作りたいという思いが高まり、科研プロジェクトを立ち上げました。

今回のワークショップでは、関西方面の皆さまに向けて、SIUWで実施されたアイスブレイクやワークショップを紹介するとともに、特に印象深かった一つのワークショップについて、実際に皆さんと体験したいと考えています。ぜひご参加ください。
(科研プロジェクト:くりたりゅうこ・こたにさち・さときん・せやまのりこ・はしもとかよこ(五十音順))

SIUW(Summer institute on Union Women)ウェブサイト
http://www.labor.ucla.edu/get-involved/siuw/

労働教育協会(United Association of Labor Education: UALE)のウェブサイト
http://www.uale.org/