2016年10月28日金曜日

「働き方改革」と改憲動向

第68回社会運動ユニオニズム研究会
日 時: 2016年12月12日(月)18:30 − 21:00
場 所:明治大学駿河台キャンパス・グローバルフロント2階4021教室(御茶ノ水)
地 図:https://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html

テーマ:「働き方改革」と改憲動向
報告1:働き方改革の概要等について:森崎巌さん(全労働省労働組合執行委員長)
    配付資料(PDF)
報告2:「働き方改革」と改憲動向:田端博邦さん(東京大学名誉教授)
    配付資料(PDF)

主 催:一橋大学大学院社会学研究科フェアレイバー研究教育センター     
         明治大学労働教育メディア研究センター
    Labor Now

報告部分の映像は以下で視聴できます。4分30秒過ぎから始まります。


「非正規雇用をなくす」、「長時間労働をなくす」というかけ声のもとに「働き方改革」の議論が始まっています。

非正規雇用問題の解決と長時間労働の解消は多くの人が望んでいる今日の労働問題の焦点といってよいでしょう。そのためにまた、「働き方改革」が政権基盤を強化するための選挙戦略だという見方もなされています。

しかし、これらの「改革」は、これまで安倍政権が推進してきた有期雇用規制の緩和や派遣法の改悪、ホワイトカラー・エグゼンプションの労基法改正案などの規制緩和政策と整合性をもつのか、あるいは、政策方向の転換がなされたのだとすれば、それはこれまでの政策とどのような関連性に立つのか、などのさまざまの疑問を生みます。

他方、昨年の安保法制の強行可決以来、改憲への流れはいっそう強まっています。こうした改憲への流れと「働き方改革」との間にはなんらかの関連はないのか、あるとすればそれはどのように考えたらよいのか、という問題も生じます。

研究会では、これらの問題を含めて、「働き方改革」のねらい、その内容と可能性、改憲動向との関連性、軍事と福祉、民主主義と福祉など、「改革」を広い視野から政治的文脈のなかに位置づけて議論をし、認識を深めたいと考えています。ぜひご参加ください。